2021年もあと数日を残すばかりとなりました。
RJL、RJO、RJCをはじめとする国内大会、Six Majorや2年ぶりの開催となったSix Invitationalなどコロナ禍においても国際大会が開催され、シージの競技シーンにまた新たな歴史が刻まれた1年となりましたね！
そんな1年を締めくくるべく、キャスター陣の皆様に2021年の名勝負ベスト3を選出いただきました。数々のバトルを見守ってきたキャスター陣が選ぶMatch of the Yearはどの試合でしょうか...？
2021年の競技シーンを思い返しながらお楽しみください！
【ふりーださん】
我々が見ていたCAGタクティクスが世界にも通用することを見せつけた伝説の試合
撃ち合い最強の名を欲しいままにしていたShaiikoに対して撃ち合いで寄せ付けなかったCAG
日本のR6Sシーンのフィジカルは世界レベルであることが証明された
2.GUTS gaming vs DWG KIA / APAC NORTH ディビジョン ステージ3 PlayDay4
メキシコで好成績を収めたDWG KIAを彼らの得意マップ オレゴンで正面から向き合ってねじ伏せGUTS
厳しいと評価されがちなオレゴンで、攻撃サイドで高い成功率を誇った lily無双 強すぎ
3.Team oNe vs TeamEmpire / Six Mexico Major 2021
LATAM旋風が巻き起こったInvitational2021から3カ月。新世代の雄。Team oNeが世界制覇を見事決めた。 ベテランチームに対して勝ち切った若い世代の台頭を象徴する試合
競技シーンで唯一リリースからプレイされ続けた領事館がこの試合を以て最後になったことも印象的
【Okayamaさん】
oNe 2 - 7 CYCLOPS athlete gamingの試合
後の世界王者相手に一番苦戦をした相手と言わせた試合
CAGのオレゴンが対策されてきて少し不安視されていた中、圧勝ともいえる形で勝利し世界で戦える力を見せてくれた。
2.CYCLOPS athlete gaming VS Unsold Stuff Gaming / Japan championship 2021 決勝戦
最近のメタと言われているそれぞれが流動的に考えて動き、相手を倒した場所などから推測・動く という戦い方が国内でも完成してきた、というのを分かった試合
RJLなど常に日本王者だった日本競技シーンを変えて、2022年の国内シーンを更に面白くさせてくれそうな期待をさせてくれるきっかけをつくった試合
3.Invictus Gaming vs Qconfirm / APAC リーグ シーズン 2021 SOUTHディビジョン ステージ2 PlayDay4
覚えている日本語配信の中でタイミング、詰め方トップレベルに綺麗な組み立てをみた試合
Southディビジョンの順位争いも含めて一度は見てほしい試合
【ケミカルさん】
APACの歴史を変える試合にも関わらず、プレッシャーを感じさせない韓国代表。しばらく結果を残せなかったAPAC地域も世界トップレベルで戦えるということを知らしめた
Yassはこの試合でも大爆発、K/D=2を超える活躍
ラスト１秒までわからない勝負だった、お互いマッチポイントでのRIN vs soulzがとても印象的
2. DONUTS USG vs CYCLOPS athlete gaming / RJC 2021
この試合もシージのesportsシーンにおける歴史を上書きする印象的な試合だった
国内大会における絶対王者CAGがついに敗れる
世界トップチームともAPAC代表チームとも違う独自性を持った戦術を持ったUSGが、今後の日本シージ界を牽引していくのがとても楽しみになった。
3. Ninjas in Pyjamas vs Team Liquid / Six Invitational 2021
2021シーズンがブラジルの年になったのも、久しぶりにオフラインで行われた今大会が始まりだった。個人スキル主体のNiPとチーム戦術主体のLiquid、異なるスタイルのブラジルチームが共に決勝まで勝ち上がり、全てにおいてLATAMがナンバー１であると世界が認識し始めた。
前年のインビ決勝で苦汁を飲んだNiPがリベンジを果たして勝利に浸る姿と対象的なLiquidの泣き崩れる様子は長年のファンにとって非常に感動的だった。
【ともぞうさん】
現在のピークメタに変わったことを象徴した試合。また、APACチームが世界で通用することを証明した試合。
チーム戦術と個人のスキルが最高のレベルで激突した試合で、自分が担当した中でこれ以上の試合は思いつかない。
2.DONUTS USG vs YOSHIMOTO Gaming Lamy / RJL 昇格戦
人生を賭け、両チームがしっかり準備したことが伺えるハイレベルな攻防だった
USGが勝負強さを見せたが、YOSHIMOTOも昇格してもおかしくないチームだっただけに、残念
3.Team oNe vs CYCLOPS athlete gaming / Six Mexico Major 2021（領事館戦）
Team oNeがまさに覚醒するきっかけとなった試合。この試合を制したことで、一気に世界の強豪に方を並べたと思う。
日本チームに足りない世界の壁を分からせてくれた。あと1Rを取る。あと1キルを取る。というメンタルの強さを見せつけられた試合。
【CrazyPapiyoNさん】
日本の競技シーンの歴史に刻まれるべき大切な試合の一つ。
リーグの地域メタ的特徴を世界の場で発揮できずにいたCAGが前回のSIX INVITATIONALにて自分達のスタイルが世界に通用することを実感し、半年間自分たちの実力を磨いてきた集大成が見れた試合。これこそが俺たちのスタイルと言わんばかりのパフォーマンス、自分達の土俵に世界を巻き込み、欲しかった勝利を得た。
日本、アジアでの圧倒的強さを存分に知っている我々からしたらまさに「これだよこれ！！」を心から叫んだ瞬間の試合だった。
2.CYCLOPS athlete gaming VS Unsold Stuff Gaming / Japan championship 2021 決勝戦
日本シージの歴史が動いた試合。
お互い、相手に行動を読ませない動きを得意とする中で、いかに僅かな情報で盤面を構築できるかが問われた非常にハイレベルな試合であった。再現性が高いものが正義と言われてきたレインボーシックスシージにおいて、ここまで突き抜けた試合は珍しい。この先、USGは安定した勝利を勝ち取っていけるのかどうかにまで話題が広がるほど、それまでの価値観をいい意味で「壊した」試合だった。間違いなく来年の競技シーン開幕を見逃せないと思わせる素晴らしい試合。
3.GUTS gaming vs DWG KIA / APAC NORTH ディビジョン ステージ3 PlayDay4
首位を狙うGUTSの並々ならぬ覚悟と勢いが目に見えた試合。得意とされていたDWGのオレゴンに完璧に勝利したと言っても良いほどの出来だった。
以前からDWGのスタイルに苦しめられてきたGUTSにMerieuxという新しい風とともにスタイルの変更、役職の再配置も相まって見事に勝利してみせた。GUTSの世界に対する道が見えてきた試合。
【ぴめんさん】
Fazeの昔ながらのシージの要素を取り入れつつ最近の取れるエリアを割り切って取りに行くスタイルを両立させたプレイスタイルが素晴らしかった１戦
最後のオレゴンでは最後までどちらが勝つかわからず、カバー合戦からの1v1で試合に決着がついたあの展開は心にくるものがあった
ApacチームのDWGが世界トップチームのFazeにあそこまで食らいついた点も注目したいポイント
2. Team oNe vs CYCLOPS athlete gaming / Maxico Major
oNeの絶対的カバーラインに対して広くエリアを展開しているもののCAGのカバーラインがさらに上をいっていた素晴らしい試合 -攻撃の部分でもCAGはとれるエリアは割り切って取りに行く、堅実に行く部分は堅実にの緩急のつけ方が素晴らしい -世界王者相手に日本チームが通用することが分かったとても重要な１戦
3. CYCLOPS athlete gaming vs Zepto / RJC DAY3
若手チームであるZeptoが絶対的王者であるCAGに対してここまで苦戦を強いたすばらしい試合
この１戦は国内シージシーンの中で新しい風を吹き込んだとても重要な１戦だった
キャスター陣の皆様が選ぶMatch of the Year、1年間の数々の激闘がよみがえりますね
ラテンチームや韓国チームの活躍が特に目立った1年でしたが、国内でも全体的なレベルが上がっていることを象徴する試合が見られ、今後の各チームの活躍が楽しみです！
年明けにはAPAC North入れ替え戦やSix Invitational 2022など熱い戦いになること間違いナシの大会が予定されています。2022年も競技シーンの行方を見守りましょう！
皆様良いお年をお過ごしください！