2023 October 5

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アサシン クリード ミラージュ - アサシン教団の進化

『アサシン クリード ミラージュ』は、PS4、PS5、Xbox X/S、Xbox One、PC(Ubisoft Store)、Epic Games Store、Amazon Lunaで好評発売中。また、Ubisoft+サブスクリプションでもプレイ可能です。本作では、街のコソ泥からマスターアサシンへと成長していくバシムの物語を追いながら、9世紀のバグダッドを探索し、アッバース朝の中枢に渦巻く陰謀を解き明かすことになります。

「アサシン クリード」の舞台が中世の中東へと戻るにあたり、『アサシン クリード ミラージュ』ではシリーズの原点となる要素を現代に合わせて見直しています。シリーズ初代と同じく、本作ではアサシン教団(本作の時点ではまだ“隠れし者”と呼ばれる)の入門者としての物語が紡がれ、依頼を請け負い、隠された支部で働き、可能な限り民衆の中で忍び続けることになります。そして、本作が原点に立ち返った今こそ、2007年にシリーズが始まって以来、アサシン教団という概念がどのように変化してきたのかを振り返る絶好の機会でもあります。これについては様々な歴史を振り返らなければなりません。早速見ていきましょう。

まずは、“何よりも先に”話すべき話題から始めましょう。

『アサシン クリード II』 (紀元前約7万5000年前)

「ちょっと待って」という声が聞こえてきそうですね。「シリーズだけでなく、オープンワールドゲームというものを再定義した『アサシン クリード Ⅱ』の舞台はイタリアのルネサンス期。それは常識!それに、最初に紹介するのがそれってどうなの?」確かにその通りですし、最初に紹介するというのも“突飛な”話です。しかし、エツィオ・アウディトーレの最初の物語では、アサシン教団レバント支部がヨーロッパにその影響力を広めたという一つの歴史だけではなく、人類の起源が、“イス”こと第一文明の奴隷として生み出された創造物であることも明らかにされています。アニムスのシミュレーションに隠された光るシンボルに付けられたパズルを解くことで見つかる秘密の記憶、“隠された真実”によって明らかにされたように、最初の“アサシン”はアダムとイブという名の、人間とイスの混血である2人で、彼らは「エデンの果実」と呼ばれる人心を操る秘宝を盗み、イスへの反乱を引き起こすためにそれを用いました(何よりも先に、と言った理由はこのためです)。
この始まりのアサシンたちは、フリーランに熟達し、おそらくはイーグルビジョンを子孫に伝え、ピンクに光る(もしくは、透明な)ボディスーツを着ていました。また、彼らが反乱に勝利した大きな要因は、「トバ・カタストロフィ」として知られる絶滅レベルの災害を人類が生き延びたからであり、その後、イスの技術を使って人類を支配しようとする者たち(後のテンプル騎士団)と、自由意志を守ろうとする者たち(後のアサシン)との間で、数千年にわたる秘密戦争が始まったことも明かされています。

『アサシン クリード オデッセイ』 (紀元前422年~431年頃)

そこから7万4569年の間に何があったにせよ、アサシンは古代ギリシアにはほとんど存在しませんでした。しかし、この大冒険の水面下を覗けば、その謎めいた起源が明らかになります。『アサシン クリード オデッセイ』では、人類に秩序を課すことに執着する影の集団「コスモスの門徒」が主要な悪役として登場します。彼らの存在によって、アサシンは自由意志を守るために、門徒(そして、そのような集団)に対する抑止力として働く組織であるという考えが定着しました。

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『アサシン クリード オデッセイ:最初の刃の遺産に登場するペルシアのダリウスは、アサシンの明確な租であると言えます。ダリウスは若かりし頃、古代ペルシア王クセルクセス1世に対する陰謀を企て、自ら設計したヒドゥンブレード(手首の下ではなく上に装着するもの)で暗殺しました。また、ダリウスは主人公のカサンドラ/アレクシオスとともに、高所から両手を広げ手近な藁へと飛び込む、「アサシン クリード」の象徴であるイーグルダイブを初めて行なった人物でもあります。選んだ武器、戦術、フード姿のファッションセンスだけでなく、ダリウスはアサシン教団の結成においても重要な役目を果たしているのですが… ここではネタバレを避けておきましょう。
『アサシン クリード オリジンズ』 (紀元前44年~49年頃)

古代エジプトでは、なじみ深いアサシンのフードが本格的に用いられるようになりました。白いフードは、隠れし者(後のアサシン教団)の創始者の1人であるバエクが砂漠の暑さをしのぐために被ったのが始まりです。バエクは、ダリウスによって受け継がれたヒドゥンブレードにより、暗殺の際に誤って自分の指を切断してしまいます。この出来事をもとに、後世の隠れし者は団結の表明と通過儀礼として、自らの指を切り落とすようになったのです。ワシの図像はバエクの相棒であるセヌに由来し、アサシンのシンボル自体も砂の上に置かれたワシの頭蓋骨の刻印であることが明らかになりました。これは、シリーズのクリエイティブチームが数年前に発見した心おどるような偶然の一致です。

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DLC「隠れし者」では、アサシンたちが正式な教団を形作っていく様も描かれます。まだ階層や信条を確立していないものの、教団は徐々に秩序だった体制となり、アヤ(後のアミュネット)がそのトップに立ちます。それが結実したものが、今の教団なのです…

『アサシン クリード ミラージュ』 (西暦861年頃)

それから900年ほどが経ち、隠れし者はアッバース朝の影で強大な力を持つようになりました。政府内に影響力を持ち、新人を恐ろしいアサシンに育てながら秘密支部のネットワークを通じて活動し、さらに、アラムートには伝説に謳われるほどの要塞を建設中しています。また彼らは、なじみ深い白いローブを身につけています。これはフードの前面にある特徴的な“くちばしの形”に至るまで、初代『アサシン クリード』でアルタイルが身につけていたものと似ています。

『アサシン クリード ミラージュ』はシリーズ最新作ですが、シリーズ恒例の要素が多数登場する作品としては年代的に最も古い作品です。後のアサシンが用いる騒音爆弾、煙幕、地雷はもちろん、無音のテイクダウンを可能にする投げナイフや吹き矢も登場します。後継者たちとは異なり、バシムは毒やボーナスダメージなど、さまざまなアップグレードでこれらをカスタマイズすることができ、プレイヤー好みのプレイスタイルで楽しむことができます。また、カサンドラやバエクが勇猛果敢な戦士だったのに対し、バシムは器用な指先と身のこなしが持ち味のローグであり、剣を使って戦うのはかく乱やステルスが失敗したときの最後の手段です。

『アサシン クリード ヴァルハラ』 (西暦872~878年頃)

エイヴォルがヴァイキングとなって織りなす冒険では、隠れし者が主役になることはなくとも、その存在は世界中に感じられます。その中で最も印象的なのは、エイヴォルの兄シグルド(そして、無料拡張コンテンツ「最終章」に登場するShohreh Aghdashloo演じるバシムの師匠ロシャンを通して)とともにイングランドへ旅するバシムとその弟子ハイサムです。ハイサムはイングランドに隠れし者を復活させた人物とされていますが、ルンデンからヨルヴィックに至るまで古代の隠れし者の支部の遺跡が残されていることからも、彼が第一人者ではないことがうかがえます。ここには、ローマ帝国下での隠れし者の活動や、帝国が崩壊した5世紀頃のイングランドからの撤退を示唆する記録が見られます。また、マガスの写本のページも散見され、そこではアミュネットの名前が再び登場し、アサシン クリードの背後にある哲学や信条を掘り下げています。

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『アサシン クリード』 (西暦1191年頃)

『アサシン クリード ヴァルハラ』からさらに300年あまりの歳月を経て、隠れし者(現在の正式名称は「アサシン教団」)は中東に根を張りめぐらせ、(アラムートやマシャフのような)人里離れた要塞を拠点に活動するようになり、第3回十字軍の際には極めて重要な役割を果たしました。アサシンにまつわる歴史や伝承をもとに、このゲームではプレイヤーにさまざまな“初体験”をもたらしました。アルタイルが白衣の学者に紛れ込むためにソーシャルステルスを駆使したように、伝説ともなったアサシンの忍ぶ技には文字通りの意味がありました。そして、スプリング式のアサシンブレードはステルステイクダウンやドラマチックな暗殺に欠かせない道具となり、かつてマルコ・ポーロが「疑念や恐れを捨てた順守の行為」と表現したイーグルダイブは、巧みな計画のもとで為されるトリックということが明らかになり、アサシンは今後何世紀にもわたって(単なるポーズではなく、素早く降下するために)模倣し続けることになります。

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『アサシン クリード』では、アサシン教団とテンプル騎士団が現代まで存続していることも明らかにされ、前者は人里離れた宗教団体のような屋敷で密かに暮らし、後者は巨大企業アブスターゴを通じて世界を支配しています。現代のアサシンもまた、大粛清として知られる事件で全滅寸前まで追い込まれました。この事件では、潜伏工作員がアサシン教団に潜入し、彼らの導師が殺害され、アサシンの支部の場所がアブスターゴに暴露されたために、生き残った教団員は再び身を隠さざるを得なくなったのです。

『アサシン クリード ブラザーフッド』 (西暦1499~1507年頃)

『アサシン クリード Ⅱ』では世界中に広がるアサシン教団の気配が感じられたが、『アサシン クリード ブラザーフッド』になって初めて、その真の実力が明らかになりました。また『アサシン クリード II』では、指を犠牲にすることなくアサシンブレードの“二刀流”や、隠れ場所や縁の下から、あるいはダイナミックなエア・アサシンでターゲットを静かに始末することができるなど、前作から進化した目玉要素が存分に活かされました。また、かつてレオナルド・ダ・ヴィンチがアサシンブレードに加えた改良(アルタイルがエデンの林檎を研究して発明したものをベースに作られた毒矢やピストルなど)によって、ただの仕込みナイフからスーパーヒーローにふさわしい手首に取り付けられる武器のプラットフォームへと変貌しました。

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しかし、エツィオがローマのアサシン教団の指導者になったことで、組織が実際にどのように運営されているのかが分かるようになりました。悪名高きボルジア家に脅かされている人々を救出することで、エツィオは新たなアサシンを雇って育て上げ、いつでも呼び出して標的を排除させたり、援護させたりすることができました。アサシンたちに遠征任務を遂行させ、地中海周辺から富を集めることもできました。また、資産を買い占め、最終的にアサシン教団をローマ最大の不動産所有者にすることもできました。さらに『ブラザーフッド』では、より詳しいマスターアサシン就任の儀式が描かれ、部分的にアラビア語で行われるスピーチや、入門者の薬指に象徴的な焼き印(切断ではない)を入れる場面を見ることができました。『アサシン クリード ブラザーフッド』はそのタイトルの通り、組織の描写が多くなされましたが、すぐにそれが全体の一部にすぎないことが分かります。
『アサシン クリード リベレーション』 (西暦1511年~1512年頃)

エツィオがイスタンブールへの旅の途中で出会ったオスマンのアサシン教団は、レオナルドですら思いつかなかった発明をいくつか生み出していました。その発明のひとつがフックブレードで、これはアサシンブレードをひねってジップラインを降りたり、敵を投げ飛ばしたり、壁登りの届く距離を伸ばしたりできます。エツィオの教団が比較的静かに活動していたのに対し、オスマンの教団は市街戦を恐れず、都市のあちこちに戦略的に配置されたアサシンのアジトの支配権を巡ってビザンティンのテンプル騎士団と定期的に小競り合いをしていました。また、オスマンの教団はより音の大きな道具を所有しており、爆弾や地雷を作成して敵を撹乱・破壊することができました。

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『アサシン クリード リベレーションズ』は、原点に立ち返るシリーズ初のゲームであり、エツィオが年長者のアサシンの記憶が宿った遺物を追跡し、アルタイルの晩年を垣間見ることができます。アルタイルは、エデンの林檎の力を使って最終的に秘密主義のアサシン教団の指導者となり、啓蒙的な改革者として、教団の信念と自由意志を守る志を要塞や支部をはるかに超えて広めました。その影響力は“かなり”遠いところまで及んだのです。

『アサシン クリード IV ブラック フラッグ』 (西暦1715年~1722年頃)

アサシン教団は“世界的に”大きな組織です。そして、カリブ海を巡るこの冒険では、それが最も顕著に現れます。この冒険では、海賊エドワード・ケンウェイが、死んだ(裏切り者の)アサシンからローブ一式を盗み、アサシン教団に偶然入ることになります。『ブラック フラッグ』は、粗野ながらも民主主義を取り入れていた海賊と、自由意志を守ろうとするアサシンの間に類似点を示しますが、決してその境界線を曖昧にはしません。アサシン教団は、厳格な階層を持ち、マヤのアサシンの導師アー・タバイのように厳しい態度を取っているだけでなく、海賊たちよりも高い理念を掲げているのです。そして、エドワードの物語では、その理念と向き合おうとすることに焦点が当てられます。

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もう一つ焦点が当てられる部分は、アサシンと海賊のツールを組み合わせた戦闘です。エドワードのアサシンブレードにはピストルが仕込まれていませんでしたが、その必要はありません。彼は最大4丁のピストルを携行して、それらを素早く連射できるからです。敵を銛で刺したり、高い枝に吊るすことができるロープダートは、印象的なアサシンらしさのあるエドワードの武器です。しかし、彼の最大にして最高の武器は、船の「ジャックドー号」でした。エドワードは、この船でカリブ海を自由に航行し、他の船を爆破して、乗り込み略奪することができました。
『アサシン クリード ローグ』 (西暦1752年~1760年頃)

『アサシン クリード ローグ』は、プレイヤーがアサシンとテンプル騎士団の対立について一辺倒な見方をしがちであることを思い出させてくれます。アサシンからテンプル騎士団に寝返ったシェイ・コーマックとして、テンプル騎士団の視点で語られる本作では、アサシンたちが古代の秘宝をテンプル騎士団の手に渡るのを防ぐために、秘宝を不用意に扱ったことで壊滅的な被害を引き起こします。さらに本作では、アサシンが犯罪者と共謀して民間人を恐喝したり毒殺したりする場面が描かれ、あらゆる街角、干し草の山、“屋根”に隠れるアサシンたちが、シェイや彼が守ろうとしている人々を奇襲してきます。
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『アサシン クリード ローグ』は、裏の戦争についてプレイヤーが知っていると思っていたことを覆し、(冷酷でありながらも)名誉あるテンプル騎士団と、制約なき自由意志の体現者であるアサシン教団が無謀で破壊的な行動を起こす姿が描かれます。その後、教団は明確な善の側に戻りましたが、それ以降も疑惑の影が常にちらつくようになります。

『アサシン クリードIII』 (西暦1754~1783年頃)

『アサシン クリードIII』は、表面的にはアメリカ独立戦争の物語ですが、その裏では自分の居場所を見つけることについて描かれます。物語はまず、アサシンからテンプル騎士団に寝返ったもう一人の人物、ヘイザム・ケンウェイから始まります。ヘイザム・ケンウェイは海賊エドワードの息子であり、イングランドで教団を復活させたとある隠れし者にちなんで名付けられました。その後、物語はヘイザムの息子であるネイティブアメリカンのハーフ、コナーに視点が切り替わります。彼には2つではなく4つの世界(イギリス、カニエンケハカ族、テンプル騎士、アサシン)の子供なのです。目的と共同体を求めていたコナーは、崩壊した植民地のアサシン教団の残党(『アサシン クリード ローグ』の出来事の後、教団は壊滅状態だった)の中に、そして後にジョージ・ワシントンの革命家たちの中にそれを見出します。
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コナーは独特のバックグラウンドと訓練により、多様な武器と技量を戦闘に持ち込むことができました。その中でも特筆すべきは、アサシンブレードです。これには標準ナイフのように握れるジョイントが備わっていました。またアサシンの紋章の形をしたユニークなトマホークも扱うことができました。コナーは復讐を追い求めましたが、それは自らを幻滅させる結果に終わりました。しかし、それと同時にアメリカの教団が復活する基盤にもなったのです。このアメリカの教団こそが、シリーズにおける最初の現代編の主人公、デズモンド・マイルズが後に成長する場所となりました。
『アサシン クリード ユニティ』 (西暦1776年~1808年頃)

18世紀のパリでは、アサシン教団とテンプル騎士団の戦争は見た目上は沈静化しており、両組織の指導者は友好的な関係を維持し、停戦に向けて動いていました。とある大物のアサシンがヴェルサイユで殺害されたとき、彼の息子はテンプル騎士団の総長、フランソワ・デ・ラ・セールに引き取られ育てられました。その後、フランソワが他のテンプル騎士団によって殺害され、アサシン教団は彼の養子であるアルノ・ドリアンに調査と死の復讐を許可します。これはとても崇高なものです。『ユニティ』の核となるアサシンとテンプル騎士の愛の物語のように、『アサシン クリード III』で提起された質問に答えるためにデザインされています。そして、その質問とは「アサシンとテンプル騎士が協力したらどうなるだろうか?」です。その答えはずばり、「その試みはした!」となります。それが成功することはありえないのです。
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アサシンとテンプル騎士の指導者は平和を望んでいましたが、啓蒙時代のアサシンたちは、依然として秘密の戦争への十分な備えをしていました。ファントムブレードは、アサシンブレードに小さな折りたたみ式クロスボウを追加したもので、アルノとその仲間たちは遠くからでも標的を静かに暗殺できるようになります。アサシンたちは依然として伝統的なフードを好んでいましたが、この時代のアサシンの衣装は民間人の服に近づいており、基本的に以前の世代の明るい白色を避ける傾向がありました。これにより、パリの密集した建物を優雅にフリーランしながら周囲に紛れることができたのです。
『アサシン クリード シンジケート』 (西暦1868年頃)

ヴィクトリア朝時代になると、イギリスの教団は前代からのローブや儀式用の装飾品をほぼ廃止し、代わりにより普通の街着を着ることで発見されるのを避けるようになりました。ロンドンにいたアサシンたちはほぼ壊滅状態にあり、ジェイコブとエヴィーという双子のフライ姉弟は、都市のギャングを自分たちの旗の下で結集させてその状況を変えようとしています。
エツィオ以降のどのアサシンよりも、フライ姉弟はテクノロジーとガジェットを取り入れています。二人のアサシンブレードは、完全なガントレット型のものであり、ブレードと隠しダートだけでなく、ロープランチャーも備わっています。そのランチャーを使えば、自身を空中に引き上げたり、ロンドンの遠く離れた建物の間にジップラインを作成したりできます。しかし、二人が本当に好む武器は、小さくて簡単に隠せるもので、リボルバー、ブラスナックル、ククリ、仕込み杖、そして奇妙な電気爆弾(アレクサンダー・グラハム・ベルの発明)などです。『シンジケート』は、ジェイコブの孫娘であるリディア・フライも登場します。彼女はオリーブ色で染めた伝統的なアサシンの服を着用し、第一次世界大戦中にウィンストン・チャーチルのためにスパイを追っていました。彼女は、現代のアサシンとしては今までで最も近代的なキャラクターです。

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もちろん、デズモンドを除いてですが。あと、『ウォッチドッグス レギオン』のDLCに登場したダルシーも。それに厳密に言えば、バシムもです。その出生の秘密は、『アサシン クリード ミラージュ』で確認できます。本作は、PS4、PS5、Xbox X/S、Xbox One、PCUbisoft Store、Epic Games Store、Amazon Lunaで好評発売中。また、Ubisoft+サブスクリプションでもプレイ可能です。『ミラージュ』に関するさらなる情報は、how it’s a revitalized take on the series’ rootsをご覧ください。History of Baghdad featureでは、バグダッドの歴史要素について紹介しています。またPC版の仕様や特徴については、the PC version’s specs and featuresでご確認ください。